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社会的貢献とは幸せそうに笑顔で人に接すること・・・。

斎藤一人さんの言葉に、「社会的貢献とは幸せそうに笑顔で人に接すること。社会的貢献とは笑顔と愛ある言葉」があります。まったく同意です。

『ダメ犬グー―11年+108日の物語』~どうしても命はいつか、消えていくもの~


ダメ犬グー―11年+108日の物語

【大 丈夫の評価】 91 点

これは、ドーベルマンのダメ犬グーの話だけど、「大切ないのち」が生まれ、成長し、衰え、亡くなっていくまでの話です。
ペットも人間も、「大切ないのち」をひとつだけもっていて、それは、どんなにお金を払っても交換不可能なんですね。

ダメ犬グーのおかしいところ、かわいいところ、困ったところが、やさしさの溢れるイラストで描かれています。

グーの食事の様子や体のどこかを、いつも飼い主にくっつけている姿や、寂しがりやなのも、目に浮かぶようで、
犬好きな人なら共感度100%近くいきそうです。

この本を読むことで、今、犬を飼ってる人なら、愛犬と過ごしてる、その一瞬、一瞬が、どんなに貴重なことか身にしみますし、
愛犬が亡くなるときの後悔を、ほんの少しなら、減らすことができるようになるかも知れません。

どうしても命はいつか、消えていくものですが、その前に、家族を、恋人を、友達を、あとで後悔が少ないように、
今から大切にするしかない!とやさしく諭してくれてるような本でした。

ダメ犬グー―11年+108日の物語 【大 丈夫の評価】91 点 

「鉄コン筋クリート」透き通った青空のような底抜けの笑い!



鉄コン筋クリート (1) (Big spirits comics special)

シロとクロの2人は、スーパーマンのようにビルからビルへ飛ぶ、最強と言われる
武力的な孤児の兄弟だ。

ピュアとダークな面が性格に共存しているクロと、あくまで人を信じるシロ。
このせつなさを感じさせる2人は、2人で完全な人間になるようなイメージだ。

飛ぶ2人の視線の下には、ヤクザが支配する街、宝町が広がっている。
この近未来のダウンタウンに渦巻いているのは、熱い暴力と人情と冷たい打算。

ヤクザのネズミや木村、それを追いかける警察の藤村や沢田、
そして町を乗っ取ろうと何処からかやって来た危険度1000%の蛇、
それぞれの狙いが強烈な暴力となり荒れ狂う。

そんな中、シロとクロの2人は、この宝町の暴力と愛、破壊と救済、絶望と光、悪と善の象徴のように、
戦い、傷つき、勝利し、死にかけながら、泣き、笑う!!

「もちもーち、こちら地球星 日本国シロ隊員。
応答どーじょ。 この星はとても平和です。
シロ隊員、全力で悪とたたかいます。
以上、通信終わり。どーじょー。」

シロとクロの2人の底抜けに明るい笑顔がシビレル快感の大波として胸にくる。
そうだよなあ、ものごとや、人の思いに白黒つけるのは、間違いかも知れないと、思えてくる。

白と黒を融合させて(シロもクロも、ヤクザも一般人も、警察官も、サイボーグも手を組んで)グレーと化した視界の先に
見えるものは、やはり、透き通った青空のような底抜けの笑いではないだろうか・・・。

鉄コン筋クリート (1) (Big spirits comics special)

寄生獣(実は「人間こそが悪魔ではないか」「私たちはこのままでいいのか?」と疑問を突き付ける快作)



寄生獣(完全版)(1) (アフタヌーンKCDX (1664))
本作の主人公であるシンイチは、突然、宇宙から飛来した謎の生命体に右手を食べられてしまいます。

シンイチはその謎の生命体をミギーと名付けて、ひとつの体に2つの意思があるという不思議な同居(?)生活が開始されますが・・・・。
この謎の生命体=寄生獣は、なんと人間に寄生し、身体を乗っ取って他の人間を喰べてしまうのです。

寄生獣による多発する殺人事件を世の中ではミンチ殺人と呼び、シンイチの毎日は恐怖に染まっていきます。

突然、激しく残虐な場面が日常生活を描いていく中に挿入されてきます。
ごくごく普通の人の生活をしている人たちが突然、ミンチのようになって殺されます。

まるで、平和が当然だと思っている我々がいきなり直面した、東日本大震災や原発事故、そして多発する行きずり殺人、エイズや薬害 のように日常を一気に崩しさる恐怖が、この寄生獣たちによってもたらされます。
しかも寄生獣たちは、高い知能を持ち、学習し進化していきます。
本作を読み進めるうちに、人間本位の「地球を守ろう」「環境を保護しよう」「エコな生活」等が

嘘くさく思えてきます。

そして、自分だけは死にたくないという本能や、子孫を残したいという強烈な願望 が人間の本質なのだと

納得できてきます。
それは、他の生命たち(動物も昆虫も魚も木々も)にも当然、共通するわけで、人間はこの地球に住む無数の生物の中のひとつの種に過ぎないんだな、と理解できます。
実は「人間こそが悪魔ではないか」「私たちはこのままでいいのか?」という疑問をもう一度深く考えるきっかけとなる

寄生獣(完全版)(1) (アフタヌーンKCDX (1664))

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