「鉄コン筋クリート」透き通った青空のような底抜けの笑い!
鉄コン筋クリート (1) (Big spirits comics special)
シロとクロの2人は、スーパーマンのようにビルからビルへ飛ぶ、最強と言われる
武力的な孤児の兄弟だ。
ピュアとダークな面が性格に共存しているクロと、あくまで人を信じるシロ。
このせつなさを感じさせる2人は、2人で完全な人間になるようなイメージだ。
飛ぶ2人の視線の下には、ヤクザが支配する街、宝町が広がっている。
この近未来のダウンタウンに渦巻いているのは、熱い暴力と人情と冷たい打算。
ヤクザのネズミや木村、それを追いかける警察の藤村や沢田、
そして町を乗っ取ろうと何処からかやって来た危険度1000%の蛇、
それぞれの狙いが強烈な暴力となり荒れ狂う。
そんな中、シロとクロの2人は、この宝町の暴力と愛、破壊と救済、絶望と光、悪と善の象徴のように、
戦い、傷つき、勝利し、死にかけながら、泣き、笑う!!
「もちもーち、こちら地球星 日本国シロ隊員。
応答どーじょ。 この星はとても平和です。
シロ隊員、全力で悪とたたかいます。
以上、通信終わり。どーじょー。」
シロとクロの2人の底抜けに明るい笑顔がシビレル快感の大波として胸にくる。
そうだよなあ、ものごとや、人の思いに白黒つけるのは、間違いかも知れないと、思えてくる。
白と黒を融合させて(シロもクロも、ヤクザも一般人も、警察官も、サイボーグも手を組んで)グレーと化した視界の先に
見えるものは、やはり、透き通った青空のような底抜けの笑いではないだろうか・・・。
鉄コン筋クリート (1) (Big spirits comics special)
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