ピエロの赤い鼻 [DVD](ワインを飲んで歌っている陽気なシャンソンのような、フランス流人生哲学) | 笑いヨガには、福来たる!世界は愛と笑いに満ちている!!

ピエロの赤い鼻 [DVD](ワインを飲んで歌っている陽気なシャンソンのような、フランス流人生哲学)


ピエロの赤い鼻 [DVD]

(2003年 / フランス )
監督: ジャン・ベッケル Jean Becker 出演:ジャック・ヴィユレ Jacques Villeret    アンドレ・デュソリエ ANDRE DUSSOLIER
最初に「笑いは最強の武器だ」と箴言がスクリーンに現れます。

フランスの田舎町の学校、冴えない風貌の初老のブゼ先生が授業をしているところから話は始まります。時代は1960年代のフランスです。

この先生、実はお祭りのある日になると、赤い鼻を付けてピエロを演じます。

舞台で皆に笑われているピエロを演じる父親を理解することができない小学生の息子に、父親の友達が、なぜ父親がピエロを演ずるのか、その理由を話し始めます。

場面は1940年代のドイツ占領下のフランスに変わります。

レジスタンス活動にある理由から関わったブゼと友達は、絶体絶命の危機に陥ります。明日は銃殺という中、2人は深い穴に落とされて、逃げられません。

番兵のドイツ兵が穴から2人を見下ろしてきます。
このドイツ兵との出会いが、2人の運命を激変させます。このドイツ兵、戦前フランスでサーカスに所属していて、ピエロを演じていたのでした。

上官に2人を銃殺するように命令されたこのドイツ兵は・・・・。

他人の命を代償にして生き延びた人間の戦後の生き方を淡々とこの映画は描いていきます。
赤い鼻をつけピエロを演じながら、ブゼは、家族を、友人を、やさしい目でみつめながら日々の時間を深く味わっているようです。

ピエロのイメージには、哀愁がつきまといます。笑いと涙、やり切れなさ、せつなさと微笑。

大仰に戦争反対とあおることも無く、宗教の理念を持ちこむことも無く、理屈もこねない。
ワインを飲んで歌っている陽気なシャンソンのような、フランス流人生哲学がまぶされた素敵な映画ですね。


ピエロの赤い鼻 [DVD]

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