落語 | 笑いヨガには、福来たる!世界は愛と笑いに満ちている!!

落語

落語

落語(らくご)は、近世期の日本において成立し、現在まで伝承されている伝統的な話芸の一種である。「落し話(おとしばなし)」、略して「はなし」とも言う。

都市に人口が集積することによって芸能として成立した。成立当時はさまざまな人が演じたが、現在は通常、それを職業とする人が演じる。衣装や道具、音曲に頼ることは比較的少なく、身振りと語りのみで物語を進めてゆく独特の演芸であり、高度な技芸を要する伝統芸能でもある。

本来「落語」とは落語家が行う演目(ネタ)のなかでも滑稽を中心とし、落ち(サゲ)を持つ「落とし噺」(おとしばなし)のことを指したが、現在では人情噺・芝居噺をも含めた総称として用いられる。
落語は寄席(よせ)と呼ばれる常設館や一般のホールで演じられることが多いが、近年は若手による小さなライブもある。落語家の舞台のことを「高座(こうざ)」と呼ぶ。

江戸落語と上方落語には小道具や慣習に違いがある。

落語 演目の種類

落語演目の分類にはいくつかの方法があり、それによって立てられる種類や区分も異なってくる。
成立時期によるもの – 古典落語/新作落語(創作落語)

江戸期から明治期ごろまでに原型が成立し、戦前までの時期に演出が確立した演目を「古典落語」とする。それ以外の「新作落語」は、多くの場合、作者もしくは初演者以外の噺家がネタにしていることが少なく、斯界全体の共通財産となっていないことが多いが、社会の動向に機敏に反応した時事的な作品や風刺性の濃いものが多いのが特徴である。なお、両者の線引きは必ずしも明確ではなく、多くの演者によって演じられる新作落語(桂米朝作「一文笛」等)のように境界線上にある作品も少なくない。

落語 演出の方法・構成によるもの – 落とし噺/人情噺/芝居噺(怪談噺・音曲噺)

古典落語のうち、滑稽を中心とし、噺の最後に落ちまたはサゲのあるものを「落とし噺」という。
人情の機微を描くことを目的としたものを「人情噺」とする。人情噺はたいていの場合続きものによる長大な作品で、かつては主任(トリ)に出た噺家が10日間の興行中連続して演じるものであったが、現在ではその区切りのいい一部分が取出されて演じられることが多い。この理由から、サゲはかならずしも必要ではない。

「落とし噺」や「人情噺」が素で上演されるのに対して、芝居のような書割や音曲を利用し、場合によっては演者が立って芝居のごとき見得をしたりする演目を「芝居噺」という。特に幽霊の出てくるような怪談噺は、途中までが人情噺で、末尾が芝居噺ふうになっている場合が多い。広義には芝居を題材にしたり、パロディにしたりしている演目を芝居噺とすることもある。この場合には、全体として「落とし噺」の構造を取り、なかにところどころ歌舞伎ふうの台詞廻しが混じる程度で、立って所作を行うことはない。

また大げさな所作が加わらなくても、音曲を利用して話をすすめてゆくネタもあり、これらを「音曲噺」と称する。 上方落語では噺の途中にはめものとして下座の音曲が利用される事が通常であるため、音曲噺という分類は江戸落語に限られる。

落語 難易度によるもの – 前座噺(旅のネタ)/大ネタ
前座が初めに習い覚える話を「前座ばなし」と呼ぶ。多くは口慣らしや口捌きを兼ねた単純で短い、しかし基礎的な技術を養うのに適したネタで、二つ目や真打によって演じられることもあるが、比較的簡単な軽い話とみなされるためにトリの演目になることは無い。

逆に大作といわれるネタや人情噺などのうちで特に難易度の高い作品を「大ネタ」と俗称することもある。上方では前座噺として長い続きものの「旅のネタ」を行うことが多い。どこで切って次の演者をあげてもいいようにできているためだといわれる。

落語 サゲの種類によるもの(落とし噺)

にわか落ち、ひょうし落ち、逆さ落ち、考え落ち、まわり落ち、見立て落ち、まぬけ落ち、じこく落ち、とたん落ち、ぶっつけ落ち、しぐさ落ちなどがある(落ちの項参照)。必ずしも十分な分類法ではないが、現在もっとも広く用いられている。このほかに桂枝雀による四分類法(ドンデン、謎解き、へん、合わせ)がある。

落語 表現の要素

落語の口演
落語において用いられる表現の要素は、
言葉
音声として発せられる口頭語。
仕草
最小限のものに限られ、基本的に立上って歩くことはない。
仕草のための小道具
扇子、手ぬぐい、上方落語における見台と拍子木、張扇の五種に限定される。

落語 そのほか特殊な演目における付随的要素

上方落語・音曲噺のはめもの、芝居噺の書割・ツケなど。
口演には直接関係ないが、落語の演ぜられる場を構成する要素
出囃子、噺家の衣装(着物)、座布団、高座、めくりなど。
の五種に区分することができる。このうち特に重要なのは言葉と仕草であり、これが落語という芸の根幹を成しているといえる。以下、言葉と仕草という要素を中心に説明してゆく。

落語 言葉

一般的に古典落語には定められた口演台本があり、噺家はこれを記憶して高座で再現する(ただし必ずしも筆記されたものとは限らない。多くの場合は口伝えである)。すなわち落語のもっとも基礎的構成要素は、これらの台本を含めた「言葉」であるといえる。言葉の側面から見た落語には以下のような特徴が指摘できる。

地の文と会話文(対話文)で構成されているが、噺の勘所にくると会話文によってテンポよく話を進めてゆき、説明的な地の文が少なくなる(この点が話芸としての講談との相違である)。

地の文の省略によって伝えきれないディテール(登場人物の細かい気持の変化や感情、会話をとりまく情景)は仕草によって補われて表現される。

登場人物の多寡にかかわらず全てを一人で演じ、役割わけをしない。このため声調、言葉づかい、話しかたなどによって登場人物の個性を印象づける工夫がなされる。

会話文から地の文への移りやその逆の場面、あるいはその他大勢的な多人数の会話においては、だれの視点から語られているのか判然としない語りが存在したり、気づかない間に語りの担い手が入れ替わったりするが、それが聴衆には不自然に聞こえない。

落語 仕草

仕草は、落語において言葉の欠を補うための存在である。すなわち演劇のように話のすべての部分について仕草が伴っているわけではなく、言葉だけでは表現しきれない部分に補足的な意味を持って仕草が付加されているのである。

もっとも「言葉だけでは表現しきれない」内容については、言葉では端的に表現できない動作や前述「言葉」の項で述べたような地の文の欠如を補うといった低次のものから、素の芸において聴衆の想像力を刺激するために付加されるきわめて高度のものまで含まれる。仕草においても言葉同様、一人全役が原則であり、噺家は必要に応じて次々にさまざまな役のさまざまな仕草を仕分ける。 仕草の主なものには以下のようなものがある。

表情:登場人物の表情を演じる。必要に応じてわざと強調した、おもしろい表情をつくることもある。
視線:上位の人物が下位の人物に話しかける場合には舞台下手を向き、逆の場合には舞台上手を向く。会話の部分において、こうして視線を切り替えることが、登場人物を仕分けて聴衆に印象付ける効果的な手法となる。
ものを食べる:閉じた扇子を箸に見立てて、あるいは手づかみで、さまざまなものを食べる仕草が落語のなかにはある。食べものや食べる状況によって仕分けるコツがそれぞれにある。名人桂文楽が甘納豆(「明烏」)・枝豆(「馬のす」)などで見せた至芸が有名。
歩く:正座したまま、あるいは軽くひざ立ちぐらいになって、手をぶらぶら動かしながら、両膝を交互に動かす。立上って実際に歩くことは基本的にない。
書く:もっとも一般的には手ぬぐいを帳面や紙、扇子を筆に見立てて字を書く。上方落語の場合は見台を机に見立てることもある。
舟を漕ぐ:落語にはめずらしい大きな動きで、扇子を竿や艪にして演じる。力仕事らしい感じを出さなければならない。

寝る:横になることができないので、腕を添えてひじ枕の感じを出す。演出上の工夫である。
指さす・目をつかう:落語の性質上、噺のなかに登場するモノを実際に高座に持出すことは不可能であるために、虚空を指さしたり、見たりすることで、あたかもそれらがあるかのように演じる工夫がある。例えば「刀を抜く」という仕草の場合、扇子を柄に見立てて抜いた後、鍔元から切先まで視線を動かしながら見ると、刀の長さが観客に伝わるという口伝がある。

涙を流す:主に人情噺で多く用いられる。高座に持参した湯呑みの中の茶や湯に指をつけ、その指で目の下を縦になぞる。

厳密には話芸ではないが、食べる、飲む、歩く、走る、着るなど、登場人物の動作を、座布団の上に制限された動きで表現することも、臨場感を出す上で非常に重要な役割を果たす。

落語 道具

使用する道具は、原則として扇子と手ぬぐいに限られる(稀に湯呑みも使われる)。扇子と手ぬぐいは、落語の表現上抽象性があらかじめ与えられており、状況に応じて、前者は箸や刀になり、後者は財布や証文になるなど、様々な用途で使用される。

扇子は落語家の符牒で「カゼ」と呼ばれ、特に幅が広く作ってある。刀、槍、箸、筆、キセルなど棒状の物の他に、開いた状態で手紙や提灯に見立てられる。

手ぬぐいは「マンダラ」と呼ばれる。財布や証文、煙草入れ、本、巾着など袋状・布状の物の他に、紐や縄として使われる。

上方落語ではこれらの他に見台と呼ばれる簡素な台と膝隠しが演者の前に置かれることがあるなどの特徴がある。

落語 服装・効果音

落語家は単純な柄か無柄の和服を着用する。このとき、羽織の脱ぎ方一つをとっても約束事があり、演目のイントロダクションともいうべき関連した話題や背景を紹介していく枕から本題に移行する合図として羽織を脱ぐ場合、大店(おおだな)などの商家を扱った演目では羽織を羽織ったままの場合、八つぁん・熊さん等の名で代表される町人や職人が登場するものでは羽織を脱ぐ、などの区別がある。更に、羽織の脱ぎ方も肩から滑らせるようにして一瞬で脱ぐ所作も注目すべき点である。このような決めごとにより、観衆の耳目を自身の芸そのものに集中させる。落語は純粋な話芸であり、演じている最中は、音曲や効果音などは制限される。ただし地域や演目などによっては、出し物の最中に音曲や効果音が使用される場合がある。
話の構成 [編集]

本筋に入る前に演目に関わりのある小話が語られ、これを「枕」という。これの果たす役割は、小話で笑わせて、本題の前に聴衆をリラックスさせる、本題に関連する話題で聴衆の意識を物語の現場に引きつける、落ちへの伏線を張る、などが挙げられる。

古典落語の演題の中には、現在では廃れてしまった風習、言葉を扱うものがあり、それらに関する予備知識がないと、話全体や落ちが充分に楽しめないことがあり、枕がこの目的にあてられることも多い。

本来の筋にはない、演者によって挿入されたおかしみのある部分を「くすぐり」と呼ぶ。一般的には話の筋から大きく外れないくすぐりが好まれる。

本来は落し咄は落ちによって締めくくられるが、最近は口演時間(寄席では概ね一人 15 分見当)の制約や、時代的に判り難い下げが出て来たなどの関係で、本来の下げまで行かずに終ることも多い。 前述のように人情噺、芝居噺などのほとんどには落ちはない。

落語 他の芸能との違い

落語が再現芸術でありながら演劇や舞踏と一線を画して考えられるのは、演劇・舞踏といった芸能が通常扮装を伴って演技されるのに対して、落語においては扮装を排し、素のままで芸を見せるためである。

すなわち落語では、噺家は登場人物や話の流れに相応しい身なりや格好をモノ(衣装・小道具・大道具・書割・照明・効果音)で表現することはなく、主として言葉と仕草によって演出効果をねらう。そのために、落語の表現要素は (1) 噺家の芸に結びつく基本的な要素(言葉、仕草)と (2) 1 を助けるためにその場に応じて何にでも変化できるようなニュートラルな最低限のモノ(小道具、衣装)とに区分することができるのである。これは、素の芸であることを前提とする落語の大きな特徴であるといえるだろう。

一人の話者が聴衆を笑わせる芸としては、ほかに漫談が挙げられる。しかし、漫談が聴衆に語りかける話法を用いるのに対し、落語は主として登場人物同士の対話によって話が進められてゆくことがひとつの大きな特徴といえるであろう。枕の部分を別とすれば、落語の本筋の部分では、必要最小限の情景の叙述(「地」といわれる部分)と、演出上、話からはなれて緊張を解くなどの目的で、「語りかけ」に戻ることもあるが、主として、物語は対話で成り立っている。 会話が少なく、主にいわゆる「地の文」で展開される話を「地噺(じばなし)」と呼ぶ(『紀州』など)。

落語 歴史

東京における代表的な寄席の一つ・新宿末廣亭
おもしろみのある話の源流は『竹取物語』、または『今昔物語』や『宇治拾遺物語』に収められた説話にまでさかのぼる。滑稽な話を集めた本の元祖としては、誓願寺の安楽庵策伝が京都所司代の板倉重宗に語った話をもとに作られたという1623年の『醒睡笑』が挙げられる。

この本を元にして『子ほめ』『牛ほめ』『唐茄子屋政談』『たらちね』など現在でも演じられるはなしが生まれた。また、豊臣秀吉の茶話相手をつとめる御伽衆の一人、曽呂利新左衛門も落語家の先祖であるといわれるが、架空の人物であるとも言われる。

17世紀後半になると、江戸の町では大坂出身の鹿野武左衛門が芝居小屋や風呂屋で「座敷仕方咄」を始めた。同時期に京都では露の五郎兵衛が四条河原で活躍し、後水尾天皇の皇女の御前で演じることもあった。大坂には米沢彦八が現れて人気を博し、名古屋でも公演をした。また、『寿限無』の元になる話を作ったのが初代の彦八であると言われている。

18世紀後半になると、上方では雑俳や仮名草子に関わる人々が「咄(はなし)」を集め始めた。これが白鯉館卯雲という狂歌師によって江戸に伝えられて江戸小咄が生まれた。上方では1770年代に、江戸では1786年に烏亭焉馬らによって咄の会が始められた。やがて1798年に岡本万作と初代三笑亭可楽がそれぞれ江戸で2軒の寄席を開くと、その後寄席の数は急激に増えた。

幕末から明治にかけて活躍した三遊亭圓朝は歴史的な名人として知られ、圓朝の高座を書き記した速記本は当時の文学、特に言文一致の文章の成立に大きな影響を与えた。

1876年4月、東京府権知事楠本正隆の名で、諸芸人に対し鑑札を発行し、税金を課すことを布告。これにより芸界の統一も不可欠となり、芸人仲間のうちで人望と実力のある三人が頭取として選ばれた。三遊亭圓朝、3代目麗々亭柳橋、6代目桂文治の三人が交代で月番で責任を負うシステムが作られた。くじ売りの禁止、シモがかったネタの制限など、警察による寄席の取締も徐々に厳しくなり、高座は健全化されていった。

1917年8月には柳派と三遊派が合併し、4代目橘家圓蔵、初代三遊亭圓右、3代目柳家小さんら売れっ子たちが中心となり、大手の寄席二十八軒との月給制の契約を交わす演芸会社「東京寄席演芸株式会社」を旗揚げした。その月給制に反対し、従来どおりのワリ(給金制)で対抗するべく、5代目柳亭左楽は「三遊柳連睦会(通称、睦会)」を設立した。その後前者は翌年11月に分裂。

「東京演芸合資会社」と名前を変え、一方では上野鈴本を中心とした一派が「落語席中立会」(通称、中立会)を結成し、これがのちに「東西落語会」(東西会)へと発展した。1923年9月1日に起こった関東大震災を契機として三派合同の気運が生まれ、のちに合併し「東京落語協会」(落語協会の前身)を設立した。


上方では明治期に桂派と浪花三友派とがしのぎを削り、初代桂文團治・二代目桂文枝・三代目笑福亭松鶴ら名人上手が輩出、大正から昭和にかけて初代桂春團治らが活躍したが、昭和期に漫才に押されて一時衰退、戦中戦後五代目松鶴・四代目桂米團治ら「楽語荘」によって辛うじて命脈が保たれたのち、上方落語協会が設立、今日の繁栄を迎えている。
大学のサークルとしての落語研究会(通称「落研(おちけん)」)が生まれたのは昭和20年代頃で、現在、学生落語の全国大会として、“落語の祖”といわれる安楽庵策伝の名を冠した「全日本学生落語選手権・策伝大賞」が年1回、岐阜市で開催されている。


落語 落語家の所属団体

寄席や演芸場(ホールともいう)の興行で演じるプロを落語家(噺家)と呼ぶ。落語家の同業組合(ギルド)に加入していないとプロとは呼ばれない。ギルドである以上、内部では徒弟制度が敷かれている。

落語 関東の落語家

社団法人落語協会(落協)
社団法人落語芸術協会(芸協)
円楽一門会
落語立川流


落語 関西の落語家

上方落語協会

落語 その他

東方落語民話寄席

落語の演題

:Category:落語の演目、落語の演目一覧を参照。

落語 録音・録画の収集

高座の模様が収録されたレコード、カセットテープ、CD等が市販されており、購入して収集したり、ラジオ、テレビ等で落語を放送する番組をオープンリールテープやカセットテープ、MD等に録音、ビデオテープ等に録画をするエアチェックをして記録メディアに録音・録画をし収集することも容易である。

現在では入手不能な、戦前の落語家たちの名演が聞けるSP盤を集める者もいる。特に著名な収集家として、レコード(SP)蒐集では 八代目都家歌六と岡田則夫が挙げられる。

「SPレコード 復刻CD集 昭和戦前面白落語」
八代目都家歌六の著書『落語レコード八十年史』
レコード化されていない音源なら 川戸貞吉が挙げられる。彼は落語テープの収集では日本一[要出典]。放送等に限らず、独自に高座を収録し録音を残し続けた。


CDボックスセット 川戸貞吉(撰)『古典落語の巨匠たち・寄席の噺・ホールの噺』第一期・第二期(ゲオ)
その他、玉置宏は「ラジオ名人寄席」にて収集家であることが放送された。
また、玉置宏を告発した草柳俊一は、多くの落語録音にレコーディング・エンジニアとして従事し「極楽亭プロジェクト」なる協同蒐集活動を呼び掛けてはいるが、研究活動名義による市販音源の複製品の聞き廻しや、エアチェック音源の交換をweb上でよびかけるなど、蒐集活動に法的問題があるなどの指摘があるため、研究者に含めないケースが多い。
矢野誠一・草柳俊一(著)『落語CD&DVD名盤案内』ISBN 978-4479300168
落語に関するありとあらゆる資料(書籍・古書・音源・刷物・グッズ・自筆物など)の個人収集家としては次の3氏が挙げられる。
桂文我 (4代目)
岡田則夫(前出)
前田憲司

落語 その他

明治時代から興行収入の歩合(割)だけでは生活が成り立たなくなってきた。スポンサー(旦那、お旦)からのお小遣いや、妻の賃労働収入をあてにしたり、落語家自身がお座敷(酒席)での余興から収入を得たりした。副業・内職・アルバイトの、収入源・額は様々である。

落語 関連項目

落語研究会 (落語会)
落語研究会 (サークル活動)
日本お笑い史
寄席
禁演落語
落語家
落語家一覧 (五十音順)
落語家の亭号一覧
香盤
いき
野暮
名跡

落語 関連書

歴史書
暉峻康隆『落語の年輪』(2分冊、河出文庫)
『名人名演落語全集』の1巻〜8巻まで
落語家のバイオグラフィーや襲名記録をまとめたもの
橘左近『東都噺家系図』
『古今東西落語家事典』
山本進 『図説落語の歴史』 河出書房新社 2006年 ISBN 4-309-76079-1


落語のネタが元になった作品 及び 落語を題材にした作品

落語のネタが元になった作品

落語 映画

映画 落語長屋は花ざかり 1954年 監督:青柳信雄
映画 夏祭り落語長屋 1954年 監督:青柳信雄
映画 落語長屋お化け騒動 1954年 監督:青柳信雄
映画 幕末太陽傳 1957年 監督:川島雄三
映画 大笑い江戸っ子祭 1959年 監督:齋藤寅次郎
映画 幽霊繁盛記 1960年 監督:佐伯幸三
映画 運がよけりゃ 1966年 監督:山田洋次
映画 落語野郎 大脱線 1966年 監督:杉江敏男
映画 落語野郎 大馬鹿時代 1966年 監督:杉江敏男
映画 落語野郎 大爆笑 1967年 監督:杉江敏男
映画 落語野郎 大泥棒 1967年 監督:松林宗恵
映画 ゴルフ夜明け前 1987年 監督:松林宗恵
映画 怪談 2007年 監督:中田秀夫
映画・テレビドラマ 歓喜の歌 (映画)2008年 監督:松岡錠司 (テレビドラマ)2008年 制作:北海道テレビ(テレビ朝日系列)

落語 テレビ
テレビ番組 にほんごであそぼ「寿限無」2003年 NHK教育テレビ
テレビ番組 てれび絵本「えほん寄席」 2006年〜 NHK教育テレビ(2008年現在も 不定期に放送)

落語 ラジオ
ラジオドラマ ラジオ生放送ドラマ「芝浜」 2006年 文化放送
ラジオドラマ 生ラジオドラマ「火焔太鼓」 2007年 文化放送

落語 舞台

宝塚歌劇 月組公演 なみだ橋えがお橋 2002年 作・演出:谷正純
宝塚歌劇 花組公演 くわらんか 2005年 作・演出:谷正純
舞台 地獄八景・・浮世百景 2007年 監修:桂米朝 脚本:東野ひろあき 演出:G2

落語 その他

アニメーション(ビデオソフト) 山藤章二のラクゴニメ Vol.1〜Vol.10 続1〜続2 1993年〜 イラスト:山藤章二 企画:APPカンパニー 販売:ポニーキャニオン (DVD) 2003年 Vol.1〜Vol.4
短編アニメーション 頭山 2002年 監督:山村浩二

落語 落語を題材にした作品

落語 映画

映画 泣き笑い地獄極楽 1955年 監督:浜野信彦
映画 世にも面白い男の一生 桂春団治 1956年 監督:木村恵吾
映画 羽織の大将 1960年 監督:千葉泰樹
映画 落語天国紳士録 1960年 監督:青柳信雄
映画 色ごと師春団治 1965年 監督:マキノ雅弘
映画 陸軍落語兵 1971年 監督:弓削太郎
映画 の・ようなもの 1981年 監督:森田芳光
映画 花とアリス 2004年 監督:岩井俊二
映画 やじきた道中 てれすこ 2007年 監督:平山秀幸
映画 しゃべれども しゃべれども 2007年 監督:平山秀幸
映画 落語娘 2008年 監督:中原俊
映画 落語物語 2011年 監督:林家しん平

落語 テレビ

テレビ番組 クライマックス 人生はドラマだ 第22回 「古今亭志ん生」 1960年 日本テレビ
テレビドラマ アーラわが君 1969年 フジテレビ
テレビドラマ 東芝日曜劇場 第933回 「秋は浪花のため息」 1974年 朝日放送
テレビドラマ 泣いてたまるか 第6話 「こちら突撃リポーター」 1986年 TBS系列
テレビドラマ 金曜ドラマ タイガー&ドラゴン 2005年 脚本:宮藤官九郎 TBS系列
テレビアニメ 落語天女おゆい 2006年 原作:桂歌若 作画:いけだたかし
テレビドラマ 昭和の爆笑王ドラマスペシャル「林家三平ものがたり おかしな夫婦でどうもすいませーん!」 2007年 テレビ東京系列
テレビドラマ ちりとてちん 2007年 (NHK連続テレビ小説)
テレビドラマ 子ほめ 2007年 関西テレビ

落語 ラジオ

ドキュメンタリードラマ はなし塚異聞 2001年 脚本・案内役:桑名英文 NHKラジオ第1放送

落語 小説

小説・映画 鬼の詩 (小説)1974年 著:藤本義一 (映画)1975年 監督:村野鐵太郎
小説・テレビドラマ 志ん生一代 (小説)1977年 著:結城昌治 (テレビドラマ) おりんさん 1983年 制作:東海テレビ(フジテレビ系列)
小説 春桜亭円紫シリーズ 1989年〜 著:北村薫
小説・映画 上方苦界草紙 (小説)1991年 著:藤本義一 (映画)1991年 監督:村野鐵太郎
小説・映画 寝ずの番 (小説)1998年 著:中島らも (映画)2006年 監督:マキノ雅彦
小説・ラジオドラマ・漫画・映画 しゃべれどもしゃべれども (小説)1998年 著:佐藤多佳子 (ラジオドラマ)1999年 NHK-FM (漫画)2007年 (映画)2007年 監督:平山秀幸
小説 ハナシがちがう!—笑酔亭梅寿謎解噺 2004年 著:田中啓文
小説・映画 落語娘 (小説)2005年 著:永田俊也 (映画)2008年 監督:中原俊
小説 落語シリーズ《三人目の幽霊 他》 2001年 著:大倉崇裕


落語 エッセイ

エッセイ・映画・テレビドラマ 与太郎戦記(エッセイ)1979年 著:春風亭柳昇 (映画)与太郎戦記 1969年 監督:弓削太郎 続・与太郎戦記 1969年 監督:臼坂礼次郎 新・与太郎戦記 1969年 監督:田中重雄 与太郎戦記 女は幾万ありとても 1970年 監督:弓削太郎 (テレビドラマ)花王名人劇場 「春風亭柳昇の与太郎戦記 ああ出征の巻」 1983年 関西テレビ
エッセイ・テレビドラマ (エッセイ)正蔵師匠と私 1988年 著:2代目林家正楽 (テレビドラマ)晴のちカミナリ 1989年 NHK総合テレビ
エッセイ・テレビドラマ 噺家カミサン繁盛記 (エッセイ)1990年 著:郡山和世(柳家小三治夫人) (テレビドラマ)1991年 フジテレビ

落語 漫画

漫画・テレビドラマ じんじんの仁 (漫画)1973年 原作:小松君郎 作画:影丸譲也 (テレビドラマ)1974年 東京12チャンネル(現 テレビ東京)
漫画 パタリロ! 1978年 著:魔夜峰央
漫画 寄席芸人伝 1982年 著:古谷三敏
漫画 こんこんちきち 1996年 著:なかいま強
漫画 山遊亭海彦 1997年 原作:立川談四楼 作画:さだやす圭
漫画 風とマンダラ 1998年 著:立川志加吾(現・雷門獅篭)
漫画 え~カミさんを一席 2000年 著:星野めみ
漫画 帰ってきたえ~カミさんを一席 2003年 著:星野めみ
漫画 たまちゃんハウス 2005年 著:逢坂みえこ
漫画 如春亭にようこそ 2006年 著:星野めみ
漫画 雷とマンダラ 2006年 著:雷門獅篭
漫画 オチケン 2006年 著:むっく(同人誌)
漫画 風間亭やんわり 2008年 著:風間やんわり(落語の演題を現代の解釈で漫画化)
漫画 わらばな ????年 原作:田中啓文 作画:たなかしえ
漫画 じょしらく 2009年 原作:久米田康治 作画:ヤス
漫画 どうらく息子 2010年 著:尾瀬あきら 監修:柳家三三

落語 その他

舞台 すててこてこてこ 1996年 脚本:吉永仁郎
舞台 劇団こまつ座公演 圓生と志ん生 初演:2005年 脚本:井上ひさし

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