言葉のくすり 寅さん 「男はつらいよ」1969年年・昭和44年)の映画版第一作
「男はつらいよ」1969年年・昭和44年)の映画版第一作です。
「私、生まれも育ちも東京葛飾柴又です
姓は車、名は寅次郎、人呼んでふうてんの寅と発します、
皆様ともどもネオン(neon)ジャンク(junk)高鳴る大東京に
仮の住居罷りあります、不思議な縁持ちまして
たったひとりの妹のために粉骨砕身、バイに励もうと思っております、
西に行きましても東に行きましても、
とかく、土地土地のオアニイサンオアネエサンに御厄介かけがちなる
若造でござんす、以後見苦しき面体お見知りおかれまして
恐惶万端引き立って、宜しくお頼み申します」
男はつらいよ (映画)映画版第一作
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監督 山田洋次
脚本 山田洋次
森崎東
製作 上村力
出演者 渥美清
倍賞千恵子
光本幸子
笠智衆
志村喬
森川信
前田吟
津坂匡章
佐藤蛾次郎 他
音楽 山本直純
主題歌 『男はつらいよ』渥美清
配給 松竹
公開 1969年8月27日
上映時間 91分
製作国 日本
言語 日本語
興行収入 1億1千万円
次作 続・男はつらいよ
『男はつらいよ』(おとこはつらいよ)は、1969年8月27日に公開された日本映画。男はつらいよシリーズの1作目。
ロケ地、京都、奈良。上映時間は91分。客動員は54万3000人。配給収入は1億1000万円。同時上映は『喜劇・深夜族』(伴淳三郎)
男はつらいよ 作品概要
松竹が、そして日本映画界が誇る、堂々27年にわたる下町人情大河喜劇映画シリーズの記念すべき第1作。
男はつらいよ あらすじ
20年振りに故郷、東京は葛飾柴又に帰ってきた車寅次郎(渥美清)。丁度庚申の祭りの最中で、早速祭りに参加する寅次郎。そんな中、懐かしいおいちゃん(森川信)、おばちゃん(三崎千恵子)や妹さくら(倍賞千恵子)に涙の再会を果たす。翌日、さくらの見合いに出席した寅次郎だが、酔った挙句の大失態。見合いをぶち壊した寅次郎はおいちゃんらと大喧嘩し、柴又を去っていく。その後、寅次郎は旅先の奈良で冬子(光本幸子)という女性に出会う。すっかりホの字の寅次郎は、冬子と共に柴又へ。柴又へ帰った寅次郎は、ひとつのカップルの縁談を進める。これが裏の印刷工博(前田吟)と妹さくらであった。二人はあっという間に結婚へと進むが、肝心の寅次郎の恋は儚くも散ってしまうのであった。
男はつらいよ キャスト
車寅次郎:渥美清
車さくら:倍賞千恵子
冬子:光本幸子
御前様:笠智衆
諏訪飈一郎:志村喬(特別出演)
車竜造:森川信
諏訪博:前田吟
川又登:津坂匡章
源公(源吉):佐藤蛾次郎
司会者:関敬六
車つね:三崎千恵子
たこ社長(梅太郎):太宰久雄
部長:近江俊輔
鎌倉道男:広川太一郎
道男の父:石島戻太郎
道男の母:志賀真津子
鎌倉郁子(道男の妹):津路清子
川甚の仲居:村上記代
工員1:石井愃一
工員2:市山達己
香具師1:北竜介
香具師2:川島照満
たこ社長の妻:水木涼子
ご近所さん、結婚式の客:谷よしの
スタッフ [編集]
原作、監督 – 山田洋次
製作 – 上村力
企画 – 高島幸夫、小林俊一
脚本 – 山田洋次、森崎東
撮影 – 高羽哲夫
美術 – 梅田千代夫
音楽 – 山本直純
照明 – 内田喜夫
編集 – 石井巌
録音 – 小尾幸魚
調音 – 松本隆司
監督助手 – 大嶺俊順
装置 – 小野里良
進行 – 池田義徳
製作主任 – 峰順一
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男はつらいよ 受賞
第24回毎日映画コンクール監督賞/山田洋次
同・男優賞/渥美清
キネマ旬報BEST10第6位
シナリオ作家協会シナリオ賞/森崎東
第20回芸術選奨・文部大臣賞/山田洋次
全国興行環境衛生同業組合第14回ゴールデングロス賞特別感謝賞
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